そんなちょっとした発想から生まれたルアーが「TURN」です。
当初の開発コンセプト通り、クランクベイトのような形をしたS字系ルアーを目指し開発が進められました。
最近のATTICルアーに共通する「不規則性軌道変化理論」は盛り込むことは出来ませんが
予想を遙かに上回る完成度の高いルアーに仕上がりました。
特筆すべきは、その運動性能です。
開発当初考えていた以上のハイピッチショートストロークのS字ラインは、
リトリーブスピードにより、ストロークの幅を自由に変化することが出来、
8cmと言う小型ボディからは想像できない波動をまき散らします。
スローリトリーブでは、狙ったレンジを大きめのストロークで誘い、
リーリングスピードを徐々に上げることで、素早く表層近くまで浮き上がり
水面直下をダートするようにショートストロークのS字軌道で、
トップウォーター的な誘い方も可能です。
「FURIL」や「Water Leaf」などの釣果に徹底的に拘ったルアーと違った
遊び心と、ルアー本来の楽しさを追求する、もう一つのATTICの顔を代表する
オリジナリティ溢れるルアー、それが「TURN」なのです。

① 着水後、少し沈めてゆっくりとリーリング、ゆったりとしたS時ラインでバスを誘います。
② ミディアムリトリーブで水面直下をショートストロークSラインで、逃げ惑う小魚を演出、
追ってくるバスに、時折止めて喰わせるタイミングを作り、フッキングに持ち込みます。
③ 着水後、ロッドを立て気味にハイスピードでリーリングし、素早く表層まで浮き上がらせ
水面から飛び出さないように操作し、引き波を立てながらバスにアピールします。
それぞれの使い方で一番キモになるのは、ただ巻き続けるのではなく、バスに喰わせるタイミングを
与えるために、リーリングの途中で、必ず僅かに止めることが肝心です。